(中略) えみちゃんが とうきょうと あだちくのいえに かえるときが きたのです。
「さようなら おうじさま さようなら バラのようせい」
「さようなら えみちゃん。 わたしたちの けっこんしきには きっといらしてくださいね」 えみちゃんは うなずきました。
えみちゃんは ばしゃのなかで おみやげに もらった つつみをあけてみました。 なかに はいっていたのは
うつくしい オルゴールでした。 ふたを あけると おうじさまと バラのようせいが ぶとうかいで
おどった きょくが ながれてきたのでした。 |
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